会社に属さずフリーランスとして独立することを考えている方は多いと思いますが、独立後はエンジニアとしての技術的なスキル以外に必要となるスキルがあるのをご存知でしょうか。フリーランスとして活躍していくためには、「営業力」と「交渉力」がとても大切です。
まず、フリーランスにとって「営業力」がなぜ大切かというと、自分で仕事を獲得しなければならないからです。会社に属しているのであれば、仕事の獲得は営業部に任せてエンジニアは技術的な仕事に専念することができます。
一方で、独立するということは誰かが仕事を獲得してきてくれる環境から卒業して自分一人で仕事の受注から納品までこなさなくてはならなくなるため、営業力が必要になります。
エンジニアが営業力を身につければ、対応できる範囲やおおよその納期などもその場で答えられるので、大きなアドバンテージになるでしょう。
次に、交渉力はクライアントとのトラブルを避けたり、経営を安定したりするためにフリーランスにとって欠かせません。フリーランスになると営業もしなくてはなりませんが、「1週間後までに仕上げてほしい」「この内容でそれ以上の金額は出せない」などとクライアントから無茶な要望を言われることは少なくありません。
そんな時にクライアントの要望ばかりを聞いていると、睡眠時間を削って健康を害したり、経営に響いたりすることになります。
「1週間後の納品なら他の仕事と調整する必要があるため、割増料金が発生する」「クオリティを下げれば予算内に抑えることもできる」というように、クライアントの要望を踏まえながらも自分のスタンスを貫けるような交渉力が必要になるのです。